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出ましたっ!パワパフガールズZ』(でましたっパワパフガールズゼット)は、2006年から2007年にかけて日本で製作されたアニメ作品。米国アニメ『パワーパフガールズ』を原作としている。

テレビ東京系列で2006年7月1日から2007年6月30日まで毎週土曜日朝7時より放送された[1][2]。キャッチコピーは「はじける歓喜、あふれる笑顔。戦う愛のサイエンスレジェンド、開幕!」。

概要 編集

カートゥーン ネットワークで放送されているアニメ『パワーパフガールズ』を元に、日本の制作会社(東映アニメーションアニプレックス・カートゥーンネットワークの3社)が日本の子供の嗜好に合う様にアレンジして制作された。略称は『パワパフZ』『PPGZ』など。作品内に登場する人物や用語は『パワーパフガールズ』をモチーフにしているが、世界観やエピソードに前者との繋がりはない翻案作品である。全52話で、4クール放映。企画自体は前々から進行しており、2005年にはパイロットフィルムが制作された。

本作のシリーズディレクターはテレビアニメ『一休さん』で総作画監督を務めた、動画工房のベテランアニメーター、石黒育が担当(このため、動画工房も各話協力の形で制作に携わる)。キャラクターデザインにはセーラームーンの作画監督やキューティーハニーFのキャラクターデザインを担当したしもがさ美穂が起用された。他にもしもがさをはじめ、佐藤元などの本家『パワーパフガールズ』ファンであるスタッフも多数参加している。なお、シリーズ構成浦沢義雄が担当しており、全体的にシュールな世界観となっている。

シリーズ前半は比較的おだやかであるが、少しずつテンポアップしていき、シリーズ中盤から終盤にかけては本家のオマージュやパロディ、小ネタを多く取り入れるまでになった。特に後期OPアニメーションにはそれが最も表れた形になっている。また、ダンスを連想させる変身バンクは『おジャ魔女どれみシリーズ』に参加していた長峯達也や冨田与四一によるもので作画の質が高いものになっている。

また、この作品のコミカライズ版がりぼん2006年8月号から2007年7月号まで連載された。作画担当は込由野しほ。世界観はテレビアニメ版に準じているが、ストーリーと一部キャラクターはオリジナルとなっている。

テンプレート:ネタバレ

あらすじ 編集

ある日、東京CITYにてユートニウム博士と助手で息子の北沢ケンが謎の物質ケミカルXの研究をしていたところ、デジタル犬のピーチが誤って大福をケミカルXの中に混入させてしまいケミカルZが完成する。ちょうどその時、東京CITY湾に巨大氷山ができるほど寒冷化するという謎の異常気象が発生する。そこでケンはケミカルZをレーザー光線にして研究所から氷山に向けて発射。氷山は無事に破壊されるが、同時にケミカルZは白い光と黒い光となって東京CITYに降り注いでしまう。赤堤ももこ、豪徳寺みやこ、松原かおるの3人の少女はケミカルZの白い光を偶然浴び、スーパーヒロインに変身する力を得たことで、「パワパフガールズZ」が誕生した。3人は東京CITYの平和を守るため、日夜ケミカルZの黒い光が生み出したモンスター達と戦う。

登場人物 編集

出ましたっ!パワパフガールズZの登場人物を参照。

必殺技 編集

ハイパー・ブロッサム(Hyper Blossom) 編集

特殊なヨーヨーを駆使した打撃技、拘束技を得意としている。甘いものに目が無い性格なためか、ほとんどの技に甘いものの名前がついている。

シューティング・ヨーヨー(Shooting Yo-Yo)
目標に向かって一直線にヨーヨーを放つ(連射も可能)。曰く「シュートと名の付く全ての技の基本となっている」。
スピニング・ヨーヨー(Spinning Yo-Yo)
遠心力を利用してヨーヨーを相手にぶつける。曰く「スピンと名の付く全ての技の基本となっている」。
いちご大福スピン(Ichigo-Daifuku Spin)
左手を前へ突き出し、後ろ手に構えた右手を下から半円を描くように振り上げて勢い良くヨーヨーを放つ。
杏仁豆腐シュート(Annin-dofu Shoot)
ヨーヨーで絡め取ったモノを遠くへ放り投げる。
アイスクリーム・シュート(Ice Cream Shoot)
サイドスローで飛んできた物を弾く(予備動作は「スピニング・ヨーヨー」のもの)。
フルーツ・シュート(Fruits Shoot)
空中からヨーヨーを相手にぶつけて、体勢を崩させる。
ライトなホワイトチョコ・シュート(Light White Choco Shoot)
ヨーヨーを左右に逸らして相手の注意を引き三発目をぶつける。バリエーション技としてホワイトチョコ・シュート・ツー(White Choco Shoot Two)もある。
パンナコッタ・シュート(Panna cotta Shoot)
シューティング・ヨーヨーのバリエーション技(予備動作は「スピニング・ヨーヨー」のもの)。
クリームあんみつ・ヨーヨー(Cream Anmitsu Yo-Yo)
左手を前へ突き出し、後ろ手に構えた右手を大きく振り抜いてヨーヨーを放つ。
アップルパイ・シュート(Apple Pie shoot)
手首のスナップによりヨーヨーにスライス回転をかけ、相手の頭部などの急所を狙い撃ちする。同様の予備動作から放たれるモンブラン・シュート(Montblanc Shoot)コーヒーゼリー・シュート(Coffee Jelly Shoot)もある。
マカロン・シュート(Macaroon Shoot)
相手の体に沿ってヨーヨーを滑らせ、体勢を崩させる。
ババロア・スピン(Bavaroise Spin)
体の側面から右手を鋭く後方へ振り出し、ヨーヨー本体を標的に直接ぶつける。
バームクーヘン・シュート(Baumkuchen Shoot)
ヨーヨーを一度前面に構えた後、後方から前方に向けて大きく振り出す。
白玉あんみつ・スピン(Shiratama-Anmitsu Spin)
回転のブレによって分身させたヨーヨーを広範囲にバラまく。
ナタデココ・シュート(Nata-de-Coco Shoot)
連射したヨーヨーの波動を相手にぶつける。
フレッシュ・ジュース・ザ・ループ(Fresh-Juice the Loop)
腕を大きく振り抜いて、相手に勢い良くヨーヨーを叩きつける。
シューティング・アップルパイ(Shooting Apple-pie)
ピッチャーの様な構えから、体を半回転させた勢いをヨーヨーに乗せて高速で撃ち出す。水平に打ち出すシューティング・カステラ(Shooting Castella)、複数の目標をまとめて攻撃するシューティングいちごミルフィーユ(Shooting Strawberry Mifiellu)もある。
シューティング・ベリータルト(Shooting Berry Tart)
力を込めた剛球で、高硬度の物も、撃ち砕く。
シューティング・みかんゼリー(Shooting Tangerine Jelly)
離れた位置にいる相手を正確に撃ちぬく。同様の予備動作から放たれるキャラメル・ブルーベリー・シュート(Caramel Blueberry Shoot)シューティング金時堂特製大福(Shooting Kintokido Special Bean Paste Dumpling)もある。
スピニング・フルーツ大福(Spinning Fruit Rice Cake)
右手を、左側から右側へ、大きく振り抜いて、ヨーヨーを目標に対して垂直に打ち下ろす。
水平に打ち出すたこ焼きスピン(Takoyaki Spin)、正面に打ち出すスピニング・チョコファッジ(Spinning Choco-fudge)、上に打ち出す明石焼き・スピン(Akashi-style Octopus Puff Spin)の変化形もある。
ビッグ・パフェ・シュート(Big Puffet Shoot)
腕を左から右に振る勢いをヨーヨーに乗せて放つ。
みつ豆ケーキ・シュート(Sweet Bean Cake Shoot)
ヨーヨーを相手の顔面にぶつける。
犬のお散歩(Walk the Dog)
ヨーヨー技の犬の散歩から、突然ヨーヨーを跳ね上げ、相手の急所にヒットさせる。
月見団子・スピン(Moongazing Rice Ball Spin)
高速回転させたヨーヨーで、横一線に相手を切り裂く。
月餅セブン・シュート(Mooncake Shoot)
相手の頭上に発射し、そのまま叩きつける(同時に七体迄の相手を狙える)。
ザッハトルテ・シュート(Sachertorte Shoot)
体ごと下から上へ半回転しながらヨーヨーを放つ。
宇治金時シュート(Uji-kintoki Shoot)
いちご大福スピンと同様の予備動作から放たれる、命中率と速射性に優れた技。
シューティング・ミルフィーユ(Shooting Millefeuille)
ミルフィーユの様に、糸を何十にも相手に巻きつけて締め上げる(仲間と協力したり、硬い物などと共に締め付けると効果が上がる)。
キャラメルシュート(Caramel Shoot)
空中回転の勢いで、加速させたヨーヨーを相手に向けて発射する。強化型のキャラメルシュート・特盛り(Caramel Shoot Extra Large)もある。
スピニングプリン(Spinning Pudding)
回転によって不規則な動きを与えたヨーヨーで、相手を連続して殴りつける。
揚げせんスピン(Fried Rice Cracker Spin)
アップルパイ・シュートと同様の予備動作から放たれる、スピニング・ヨーヨーのバリエーション技。
シューティング・クリスマスケーキスペシャル(Shooting Xmas Cake Special)
波動を纏ったヨーヨーをロングスリーパーの体勢にし、腕を後ろに一回転させて放つ。
わらびもちスピン(Bracken Rice Cake Spin)
相手を巻き付け回転させる。
スピニング・金粉ショコラ(Spinning Gold Flake Chocolat)
相手の足を巻き取り捕縛する。
モンブラン・スピン(Montblanc Spin)
体を捻じってサイドスローでヨーヨーを放つ。
金時堂特製アンコ・シュート(Bean Paste Kintokido Special Shoot)
スピニング・フルーツ大福と同様の予備動作から放たれる技。シューティング・ババロア(Shooting Babaloa)スペシャル・メロンクリーム・シュート(Special Melon Cream Shoot)もある。
みたらし団子シュート(Sweet Soy Sauce Rice Patty)
ヨーヨーを一度前面に構えた後、大きく振り抜いて波動を放つ。バリエーション技としてみたらし団子シュートツー(Sweet Soy Sauce Rice Patty 2)もある。
大納言シュート(Sweet Bean Paste Shoot)
オーバースローでヨーヨーを放つ。
いちごサンデーシュート(Strawberry Sundae Shoot)
ヨーヨーから巨大な波動を放つ。
バナナ・クレープ・シュート(Banana Crepe Shoot)
複数の相手を狙い打ちする。
どらやき・スピン(Bean Paste Pancake Sandwich Spin)
ヨーヨーが丸ノコのようになり目標を切り裂く。
クロテッド・スコーン・シュート(Clotted Scone Shoot)
両腕を交差させた後、腕を左から右に大きく振り抜いてヨーヨーを放つ。
ティラミス・シュート(Tiramisu Shoot)
左足を踏み込んでオーバースローで波動を纏ったヨーヨーを放つ。
スピニング・タートル(Spinning Turtle)
甲羅の中に体を引っ込め、高速で転がる。
カステラ・スピン(Castella Spin)
高速回転させたヨーヨーで標的を突き破る。
リボン・ブーメラン(Ribbon Boomerang)
頭につけているリボンを外し、相手に投げつける技。二代目オープニングで本編内での登場より先に披露している。
スピニング・みかんムース(Spinning Tangerine Mousse)
大きく振りかぶって、ヨーヨーの波動を空中にいる相手に放つ。
アップルヨーグルト・シュート(Apple Yogurt Shoot)
大きく振り上げた波動を纏ったヨーヨーを相手にぶつける。
カスタードプリン・シュート“メロンシロップ付き”(Custard Pudding Shoot with Melon Syrup)
体を一回転させてからヨーヨーを放つ。

ローリング・バブルス(Rolling Bubbles) 編集

ロッドからシャボン玉を出すことができる。シャボンの膜をレンズにする事も可能。必殺技ではないが、最初はロッドをブーメランのように投げていた。技には補助的な技が多い

バブル・シャンペーン(Bubble Champagne)
小型もしくは中型の複数のシャボンを相手にぶつけて破裂させた衝撃で動きを止めたり、弾き飛ばしたりする(ロッドを振るのと、シャボンが出る部分を吹いて出す、二つのやり方がある)。少量ならば高速で撃ち出すこともできる。バリエーション技のバブル・シャンペーン・ツー(Bubble Champagne II)や強化型のバブル・シャンペーン・ゴージャス(Bubble Champagne Gorgeous)もある。公式サイトではバブル・シャンパンになっている。
バブル・ぽよ〜ん(Bubble Poyon)
大型のシャボンで飛んで来たモノを弾き返す。ただし先端が尖った物体にはシャボン玉が割れてしまうため使えない。強化型のバブルぽよーんクリスマススペシャル(Bubble Poyon Xmas Special)もある。
バブル・ポッパー(Bubble Popper)
大型のシャボンを目標の目の前で破裂させ、発生した衝撃波で弾き飛ばす。シャボンで相手の攻撃をガードする事も可能。バリエーション技のバブル・ポッパー・ツー(Bubble Popper II)もある。
バルーン・キャッチャー(Balloon Catcher)
落下物などをシャボンで包み込む。
バブル・ねばねば(Bubble Neba-Neba)
シャボンを接着剤に変化させ、モノを貼り付ける
エネルギーボール(Energy Ball)
元々はロッドを奪ったカレが最初に使った技で、ローリング・バブルスはそれを模倣したもの。技名の通り、シャボン玉の代わりに光の球をロッドから発生させる。
シャボン・フリーダム(Shabon Freedom)
モンスター化した者に小さなシャボン玉をたくさん浴びせ、黒いオーラを吸い取って浄化する技。タカアキを元に戻すのに使用。バターカップ曰く「絆が生んだ2人(みやことタカアキ)だけの必殺技」。

パワード・バターカップ(Powered Buttercup) 編集

「パワード」だけあって、伸縮自在の巨大ハンマーを駆使した力技が多い。

メガトン・ダンク(Megaton Dunk)
相手に勢い良くハンマーを叩きつける。バリエーション技のメガトン・ホームラン(Megaton Homerun)もある。
グラビトン・ドライブ(Graviton Drive)
地面をハンマーで叩き発生した衝撃波を巻き込んだ物体ごと相手にぶつける(後に、ハンマーのエネルギーが加わるようになる)。バリエーション技のグラビトン・ドライブ五連発(Graviton Five Drive)もある。
スマッシュ・ブロック(Smash Block)
ハンマーを振った勢いで発生した衝撃波で、飛んで来たモノを弾き返す。
スウィング・ソニック(Swing Sonic)
ハンマーを振った勢いで発生したソニックブームを相手にぶつける(エネルギーを収束させたモノと、波紋状に拡散させたモノがある)。相手や足場に直接、衝撃を与えて動きを止めたり、バランスを崩させたりもできる。バリエーション技のスウィング・ソニック・ツー(Swing Sonic II)や、だらけて撃ったハミガキ後のすっきりスイング(Post-Toothbrush Minty Swing)、強化型のスイング・ソニック・クリスマススペシャル(Swing Sonic Christmas Special)がある(後に、ハンマーのエネルギーを発射するモノに変化)。
ハリケーン・ルッツ(Hurricane Lutz)
ハンマーを持ったまま高速回転しつつ、相手にぶつかる。回転したままハンマーを投げて発生した竜巻を相手にぶつけたり、自分自身を軸に竜巻を発生させる事も可能。ハンマーの両側にエネルギーを込めた強化型のハリケーン・ルッツ・リベンジ(Hurricane Lutz Revenge)がある。ただし、自分自身が回転する技であるため、目が回ってしまうのが欠点。
元はモジョが使用していた技で、これを見て真似したのが最初である。
スウィングソニック・ラッシュ(Swing Sonic Rush)
スウィングソニックの波動を散弾の様に広範囲に発射し、複数の相手を同時に狙い打ちする。
???ビーム(??? Beam)
ラブラブビームの訓練の際に使った目から照射する強力なビーム。

合体技 編集

ミラクルファイティングキック(Miracle Fighting Kick)
ももこの視聴していた特撮番組「ミラクルファイティングA」の主人公の必殺技をパワパフZがそのまま使用したもの。空高く飛び、太陽を背にして相手の動きを封じて、三人連続でキックを叩き込む。
トリプル・サイエンス・アタック(Tripple Science Attack)
ヨーヨーに、スウィング・ソニックとシャボンのエネルギーを纏わせて放つ、強力な攻撃。
祝! 飛行解禁パンチ(Congrats! Repeal of the PPGZ Ban Punch)
相手に向かって飛行して、三人同時でパンチを叩き込む。
ウェディングケーキ・フィニッシュ(Wedding Cake Finish)
カレがガールズの武器を奪った際に使用した技を、武器を取り返した後にそのまま3人で行った大技。まず、ローリング・バブルスがロッドからエネルギーボールを出し、その球をパワード・バターカップがハンマーでハイパー・ブロッサムのヨーヨーへ打ち返す。その後、ヨーヨーに光球をまとわせて相手へ思いきり投げつける。ヨーヨーは投げた後に縦に2つに分割され、対象を挟み込むような形になる。
ラブラブビーム(Love Love Beam)
ユートニウム博士が考えた失敗技だった。
バブルス・フィニッシュ(Bubbles Finish)
第51話で上記のウェディング・ケーキ・フィニッシュを応用した技。ブロッサムのヨーヨーから生み出したエネルギーボールをバターカップがハンマーでバブルスのロッドの輪の部分へ打ち込む。バブルスはロッドから巨大なシャボン玉を作り、巨大なおもりを具現化して、敵の頭上に落とした。
バターカップ・フィニッシュ(Buttercup Finish)
第51話で上記のウェディング・ケーキ・フィニッシュを応用した技。ブロッサムがヨーヨーから生み出したエネルギーボールをバブルスのロッドの輪に送り、バブルスはそれをバターカップのハンマーの先端部分に打ち込む。するとハンマーは巨大化し、それで敵を攻撃。
ウェディングケーキ・ブロッサム・フィニッシュ(Wedding Cake Blossom Finish)
上記のウェディングケーキ・フィニッシュと同様の技。

アイテム・用語 編集

東京CITY
本作の舞台となる場所。「東京CITY」という都市自体は架空のものだが、巣鴨浅草などの実際の東京都内に存在する地名が登場する。後のエピソード(第39話Bパート)では、千葉名古屋北海道といった地名も登場し、日本列島が舞台であることが見受けられる。ただ、「8歳のケンが大学院を卒業している」など、教育課程は現実と異なり融通が利くようである。
ケミカルZ
元々ユートニウム博士が研究していた「ケミカルX」に、誤って大福が混入されたことにより偶然に出来た物質。ケンが異常気象を解決しようとして研究所から氷山に発射して当たった時に異常気象は解決されたが、それと同時に白い光と黒い光になって飛び散っていった。黒い光は憎しみや嫉妬心のような生き物のマイナスの思念に引き寄せられたようだが、白い光の方はもともと子供達に向かって降り注いだ(それをももこ達が庇った)ため詳細は不明。光を浴びた者は、互いに立ち昇るオーラが見えるため光を浴びた生物であるかが確認できる。ただし、黒いオーラは辺りが暗いと見えにくい。詳しい性質は不明だが、ケミカルZを利用した道具も開発されており、様々な分野で応用が利く物質である。
謎の異常気象
ある日突然、東京CITYに巨大な氷山が現れるという異常気象が発生した。異常気象は寒冷化だけでなく、干ばつなどが世界規模でかつ同時に発生したため、何者かの意思が働いた可能性がある。
ケミカルアナライザー(ベルトコンパクト)
パワパフガールズZの三人の腰に巻かれているベルトで、ベルトのバックルに当たる部分に“P”の文字があしらわれた円いコンパクトが収納されている。コンパクトの色は各人のイメージカラーに合わせたものになっており、ピーチの吠えた声に反応して音と共に点滅することで変身可能な状態になったことを知らせる。この状態は場合によって出動要請がかかったことを知らせる意味も持つ。コンパクトは開けることができ、開けるのは変身プロセス中か、通信機能を持つため研究所などと連絡を取り合う時である。モニタもあるため、TV電話感覚で通信ができる。ただし、地下や宇宙空間といった場所では通信ができない。
後にユートニウム博士によって改良され、ガールズ個人の意思でも変身可能となった(その時には、ベルトのバックル部が光る)。なお、ベルト自体は取り外しが可能だが、彼女らの持つ任務の関係上外すことはほとんど無い。
国際科学研究所
東京CITYに存在する研究所で、前身は「大江戸蘭学所」。ただし、大江戸蘭学所については平賀ケン内(平賀源内のパロディテンプレート:要出典)がカレを封印するために、「ケンナイニウム ヘ」が開発された場所という以外の詳細は不明である。
現在はユートニウム博士とその息子の北沢ケンの仕事場となっており、彼らは寝泊りもここで行っている模様。その他の研究員がいるかどうかは確認されていない。研究の他にはパワパフガールズZの待機場所にもなっており、彼女達は学校の帰りなどにここに立ち寄っている。
セキュリティについては杜撰と言えるレベルで、ケミカルZが盗まれてしまうどころか侵入者警報も鳴らなかったり、悪者を捕らえても脱走を許してしまうという失態を演じることが多い。
ケミカル素粒子光線
ユートニウム博士が開発し、のような形をした機械で発振させている。本体は銃の部分だけのようなので、エネルギー源さえあれば研究所の外に持ち出すことができる。光線は赤、青、緑、白色の光でこれを浴びるとケミカルZの光によって別の姿になった者を元の姿に戻すことが出来るため、ケミカルZの黒い光を浴びてモンスター化した生物を元の姿に戻すのに使用される。また、最初は自力で元の姿に戻ることができないパワパフガールズZもこの光線を浴びて元の姿に戻っていた。ただし、光線に相性があるようなのでファジーのように効果が無い生物が存在する。また、効果はあくまでも「元の姿に戻す」だけなので、変身能力を失わせることは出来ない。
モンスター
ケミカルZの黒い光を浴びて別の姿になった生物、または物の総称。モジョやファジーのように光を浴びた瞬間姿が変わった者もいれば、桜子や姫子のように光を浴びた後は何も起こらなかったが、変化の鍵となる物、行動によって姿が変化する者がいる。モンスター化すると身体能力が高まり、飛行などの特殊能力を得る上、変身前に持っていた負の願望も強くなり、願望を叶えるため変化前より極端な行動に出るようになる。彼らは精神だけではなく、常人をはるかに超えた能力も相まって彼らの行動は大抵東京CITYの秩序を大きく破ってしまう。よって普通の人間では手に負えないため、パワパフガールズZが彼らを止める任務に当たることになる。
ケミカル素粒子光線でモンスターの姿から元に戻った者は、基本的にモンスター化していた間の事を覚えていない。さらに眠っている間に自宅に戻されるため本人は何が起こったのかよく分からない、という状態になる。そのため正体を知る者は、パワパフガールズZの3人と国際科学研究所の人間(特にユートニウム博士とケン)とメイヤー市長やミス・ベラムだけである。
黒い粉
カレがばら撒くモンスターの元。黒い光と同じくマイナスの思念に反応し、その対象にとり憑く事によりモンスター化させる。なお、モンスターの心が晴れた場合でも消滅し、対象が元に戻る場合もある。カレの意思によって粉そのものを操作することが出来る。
ダイナモZ
二代目オープニングで登場、本編での登場はそのかなり後(第51話)に登場する巨大ロボット。ユートニウム博士らによって造られた。3体の機体が3種類の形態に合体し人型に変形するが、用途は戦闘用ではなく、タイムマシンであるため兵器は一切所持していない。このような造りにしたのは「かっこいいから」というそれだけの理由である。分離時はパワーパフガールズ、そして合体後のデザインはパワパフガールズZをモチーフとしており、さらに合体後の姿や合体システムはゲッターロボを彷彿させるものとなっているテンプレート:要出典。合体時の身長は公式発表されていないが、人物対比により10メートル以上はある模様。タイムワープするときにベルトのバックルより超時空フィールドを発生させ、ブロッサム形態の場合はお尻にあるバブルス機の逆さまになった顔の目が開いて、ブースターが始動する構造となっている。ここはかなりインパクトのあるシーンだったテンプレート:要出典。本来は自動操縦は出来ないが、ガールズが集めた白い光の奇跡によって自律起動し、巨大モジョロボ(マジンガーZがモチーフテンプレート:要出典)を格闘戦で退け、ガールズのピンチを救った。
カレの邪魔によって異世界であるタウンズヴィルに来てしまったことがある。ただしその後は普通に元の世界に戻っているため、異世界へ行く機能があるのかは不明。
DVD Collector's Edition Vol.13のブックレットにて、各形態の名称が正式に公開された。
分離状態の名称
ダイナモマシーン・ブロー号(ブロッサム機)
ダイナモマシーン・バター号(バターカップ機)
ダイナモマシーン・バブー号(バブルス機)
合体時の名称
ハイパーダイナモZ(ブロッサム形態)
パワードダイナモZ(バターカップ形態)
ローリングダイナモZ(バブルス形態)
合体パターンの組み合わせは上から次のようになる。
ハイパーダイナモZ ブロー号=バター号=バブー号
パワードダイナモZ バター号=バブー号=ブロー号
ローリングダイナモZ バブー号=ブロー号=バター号

スタッフ 編集

  • 企画・原案 - カートゥーンネットワーク
  • 原作 - クレイグ・マクラッケン
  • 漫画 - 込由野しほ集英社「月刊りぼん」連載)
  • シリーズディレクター - 石黒育
  • シリーズ構成 - 浦沢義雄
  • キャラクターデザイン - しもがさ美穂
  • メカニックデザイン - 佐藤元
  • 総作画監督 - しもがさ美穂(担当しない回もある)
  • 美術デザイン - 窪田忠雄
  • 色彩設計 - 佐久間ヨシ子
  • 音楽 - Hiroshi Nakamura(中村ヒロシ)、TAICHI MASTER
  • 音楽プロデューサー - 木村唯人
  • 音楽制作 - アニプレックス、POWERBOX
  • キャスティングディレクター - 五十嵐愛
  • 音響効果 - 川田清貴
  • 製作担当 - 柳義明
  • プロデューサー - 具嶋朋子、小原康平、黒須礼央、マーク・ブーハイ
  • アソシエイトプロデューサー - 鮎貝義家、ショーン・エイキンズ
  • エグゼクティブプロデューサー - 岩田圭介、関弘美、勝股英夫、サム・レジスター
  • アニメーション制作 - 東映アニメーション
  • 製作 - テレビ東京、東映アニメーション、アニプレックス

主題歌 編集

オープニングテーマ 編集

希望のカケラ」(第1話 - 第26話)
作詞 - 北出菜奈 / 作曲 - 田中秀典 / 編曲 - snakyskullhead、安原兵衛 / 歌 - 北出菜奈(SME Records
「ジグ THE アッパー」(第27話 - 最終話)
作詞・作曲・歌 - ホイフェスタ(Sony Music Records/gr8!records)

エンディングテーマ 編集

真夜中のドア」(第1話 - 第13話)
作詞 - MIZUE / 作曲 - 中野雄太 / 編曲 - 大友光悦 / 歌 - イーフェイSony Music Records
「LOOK」(第14話 - 第26話)
作詞 - クボケンジ / 作曲・編曲 - 田中ユウスケ / 歌 - HALCALIEpic Records Japan
「通り雨」(第27話 - 第39話)
作詞 - MISA / 作曲 - 鈴木珠子 / 歌 - wiz-us(SME Records)
ひまわり」(第40話 - 最終話)
演奏・歌 - Hearts Grow(Epic Records Japan)

各話リスト 編集

  • CMを挟んだ形で前半・後半2エピソードのオムニバス形式、もしくは連結した1エピソード形式に分かれる。
  • 後者の場合もサブタイトルは分けられており、前半に「その1」、後半に「その2」が付けられる。
話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督美術監督
1ガールズ、参上!浦沢義雄石黒育桑原幹根窪田忠雄
ガールズ、誕生!
2ほんわかバブルス!長谷見沙貴平塚知哉田中里緑
3ガールズ、結集!影山由美志水淳児門由利子大河内忍窪田忠雄
4ガールズ、家族の絆!山田隆司うえだひでひと岡辰也髙木佑梨
5モジョの復讐だモジョ!浦沢義雄石黒育杉山慶一今木宏明窪田忠雄
展望タワー・クラッシュ!村山功佐伯哲也
6ファジー・ラムキンス!古賀直樹中村哲治佐々門信芳吉田智子 
姫子なプリンセス!村山功石川修
7かなえ!ももこの恋垂永士岩井隆央アベ正己
佐藤陽子
窪田忠雄 
極悪トリオ?アメーバボーイズ!高橋洋一袴田裕二
8魅惑の乙女!セデューサ村山功石黒育平塚知哉髙木佑梨
9コーチかおるの特訓サッカー!高橋洋一石黒育門由利子大河内忍窪田忠雄
恋するファジー、愛の劇場!浦沢義雄門由利子
10カリスマ美容師モンスター!古賀直樹うえだひでひと岡辰也吉田智子 
11宇宙までプリンセス!浦沢義雄勝間田具治佐々門信芳窪田忠雄 
ケーキ泥棒を追え!古賀直樹
12初恋のシャボン玉長谷見沙貴中村哲治桑原幹根髙木佑梨
13モジョに弟子入り!アメーバボーイズ浦沢義雄石黒育渡辺純央渡辺奈月窪田忠雄
カメラモンスターの逆襲!鴫野彰
14ギャングリーンギャング!高橋洋一石黒育秦義人平塚知哉吉田智子
15狙われたファッションショー!下山健人岩井隆央アベ正己鹿野良行
男!ラーメンモンスター!石川修
16哀れ!プリンセスの秘密影山由美垂永士杉山慶一袴田裕二髙木佑梨
17シャッターチャンスを逃すな!古賀直樹門由利子佐々門信芳鹿野良行
兄弟愛!電波モンスター浦沢義雄
18モンスター・タッグバトル!村山功うえだひでひと岡辰也
渡辺奈月
吉田智子
19哀しきピアノレッスン!浦沢義雄石平信司渡辺純央渡辺奈月窪田忠雄
最強!キーン先生高橋洋一
20ラウディラフボーイズ!浦沢義雄中村哲治桑原幹根髙木佑梨
21プヨプヨアヒルのモンスター!影山由美石黒育秦義人平塚知哉鹿野良行 
嫌われ野菜の大脱出!浦沢義雄
22最凶最悪のカレ!山田隆司西尾大介
石黒育
後藤康徳袴田裕二吉田智子
23歌舞伎モンスター、恋の道!浦沢義雄垂永士岩井隆央佐々門信芳鹿野良行
昆虫王は誰だ!長谷見沙貴アベ正己
24ケンの友達探し!影山由美うえだひでひと岡辰也髙木佑梨
25イタズラ文房具!下山健人石黒育大谷房代鹿野良行
花・はな・ハナ!長谷見沙貴大河内忍
26サンタさんを救え!山田隆司石平信司渡辺純央渡辺奈月清水まこと
27握って食べて!寿司モンスター!浦沢義雄下田正美秦義人平塚知哉鹿野良行
ピーチとサファイア!
28レディース・タッグバトル!古賀直樹中村哲治桑原幹根髙木佑梨
清水まこと
29歯医者さんへ行こう!高橋洋一垂永士杉山慶一佐々門信芳鹿野良行
サタデー・パワパフ・フィーバー!下山健人アベ正己
30ガールズとカレ!山田隆司うえだひでひと岡辰也清水まこと
31フン太のコロガシ魂!影山由美地岡公俊袴田裕二鹿野良行 
セデューサの恋の駆け引き!井上美緒
32ももこに首ったけ!浦沢義雄渡辺純央渡辺奈月髙木佑梨
33ももこの家出とナポリタン!下山健人松田哲明平塚知哉鹿野良行
キーンの同情、モジョの愛情!高橋洋一
34お化けが住む家!?下山健人石黒育大谷房代髙木佑梨
35オレたちゃ雑草じゃない!浦沢義雄勝間田具治アベ正己清水まこと 
モンスター、憐れみの令!
36ガールズ、解散!?山田隆司高山秀樹杉山慶一冨田与四一鹿野良行 
37飛び出すマンガのモンスター!村山功渡辺純央渡辺奈月髙木佑梨 
ガールズ、休業!古賀直樹
38ふたりはトリマキーズ!村山功石黒育桑原幹根鹿野良行
39小さなケンの大きなお願い!浦沢義雄うえだひでひと岡辰也清水まこと
ガールズ、飛行禁止令!井上美緒
40ガールズとテレビとプレゼント!?影山由美葛谷直行松田哲明平塚知哉鹿野良行
41出ましたっ!シロガネーZ長谷見沙貴中村哲治袴田裕二髙木佑梨
ガールズ、転身!影山由美清水まこと
42パワパフ・ラウディ・ボーイズ!下山健人渡辺純央渡辺奈月鹿野良行
43さらわれた博士たちを救え!古賀直樹高山秀樹佐々門信芳
ウソつきももこの災難!村山功
44かおるは上腕二頭筋がお好き!山田隆司垂永士杉山慶一アベ正己立花コウキ
45ももことカエルの王子様!浦沢義雄うえだひでひと岡辰也鹿野良行 
セデューサが消える日!?影山由美
46絶体絶命!?ガールズvsカレ!山田隆司松田哲明平塚知哉髙木佑梨
47旅は道連れ、モジョとキーン!浦沢義雄地岡公俊後藤康徳桑原幹根鹿野良行 
いきなり登場!パワパフキッズ!
48シャボン・フリーダムの奇跡長谷見沙貴渡辺純央渡辺奈月立花コウキ
49一撃必殺!?ラブラブビーム!高橋洋一高山秀樹アベ正己鹿野良行 
モジョのナースな一日!山田隆司佐々門信芳 
50打倒ガールズ協同組合!浦沢義雄うえだひでひと岡辰也前塚太一
51ガールズ、時空を越えて!山田隆司地岡公俊袴田裕二髙木佑梨
52ガールズ、最後の戦い!浦沢義雄石黒育平塚友哉
大谷房代
鹿野良行

パイロット版 編集

テンプレート:節stub 2005年に「東京国際アニメフェア2005」と、2006年に「東京国際アニメフェア2006」で公開されたプロモーション用の短編で、演出は角銅博之が担当した。

2005年版は、短いながらも簡潔なストーリーになっている。設定に関しては、博士のポジションであるキャラクターがケンのみであったり、ガールズ3人に対してマスコットキャラクター(魔法少女アニメにおける妖精のようなもの)が存在していたりと、細かい部分で違ってる部分があるものの、ほとんどは本編に継承されている。2006年版は、完全なプロモーションムービーとなっているが、本編の設定に近いものになっており、ここで初めてユートニウム博士が登場した。なお、DVDには両方とも未収録である。

キャラクターデザインは同じくしもがさ美穂によるもので、のちに本編に携わるスタッフも参加している。

DVD 編集

発売元はアニプレックス。コレクターズエディションと通常版がある。コレクターズエディションは完全限定生産で特典が付いている。両者の大きな違いとしては、コレクターズエディションが各巻4話収録されているのに対し、通常版は2話収録となっている。

また、パッケージイラストも違うものが採用されている。コレクターズエディションでは、第1巻にはハイパー・ブロッサム、第2巻にはローリング・バブルス、第3巻にはパワード・バターカップ、第4巻にはモジョ・ジョジョというように各巻のパッケージイラストに1人のキャラクターが描かれている(7巻、13巻においては複数人描かれている。)。通常版では、2巻ごとにパッケージイラストが変更され、同じイラストの巻では背景色が異なる。

2007年12月26日に最終巻が発売され、コレクターズエディション13巻、通常盤26巻まで発売された。

また、京都アニメーション制作の美水かがみ原作アニメらき☆すたの第23話でパワパフZのDVDコレクターズエディションが登場した。

トピックス 編集

  • オリジナル版とは、以下のような追加・変更点がある。
    • ブロッサム、バブルス、バターカップの3人は、オリジナル版ではケミカルXから誕生した最強の幼稚園児であるのに対し、日本版ではごく普通に暮らしていた中学生がケミカルZ(ケミカルXに大福が加わってできた薬品)でパワーアップしたという設定になっている。
    • モンスターはオリジナル版から引継いだ物が多いが、設定は日本版のために少々変更されている。
    • 北沢ケン、赤堤くりこ、ピーチは日本版オリジナルのキャラクター。
  • エンディングでは14話から、本編では第22話から冬服に衣替えしたが、この服装は2006年パイロット版のものである。

ゲーム版 編集

ゲームで出ましたっ!パワパフガールズZ』のタイトルで、バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)からニンテンドーDSで2007年6月14日に発売された。ゲームジャンルはボードゲーム。

脚注 編集

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外部リンク 編集

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